※少しネタバレ致します。
リチャード・カーティス脚本作品大好きですが、まとまっているものがなかったので自分でまとめてみました。
(ランキング形式!!)
今のところ9本ですが、都度更新致します。そこまで多くはないのでコンプリートしたいところです。
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目次
リチャード・カーティス作品の素晴らしい点!
①、ポップミュージックの使い方がいつもブチアゲ!!
多分、ずっと音楽を流しながら生きてるんだなあというのが分かる。日常にピタリと寄り添えるグッドミュージックが盛り沢山なんです。実際の日常に音楽が寄り添ってくれる良さをいつもグッドシーンで体現してくれます。
②、いつも胸アツな友情がある
ラブストーリー映画だとどうしても、恋愛主軸で友情って席を譲っちゃうケースが大半なんですが、リチャード作品はいつも
すごく友情が大きな力を持っているんです。
主人公は友達に為にも身を犠牲にするほど悩ませるし、同じように友達達は主人公がひどい時には、ちゃんと側にいてくれる。ラブロマンスなのに主人公には恋しかないなんて事がないんです。それがキャラクターの輪郭をよりはっきりしたものにしてくれるんですそれぞれの人生があるという事を。
③、日常をロマンティックに仕上げる天才
ラブロマンスですが、リチャード作品は日常に強い思入れがあり行ってみたい素晴らしい景色のロケーションなどはほぼ存在しません。代わりにあるのは、街の本屋であったり、田舎の海岸だったり、空港だったり、弁護士事務所だったりとありふれたロケーションばかり。それでも輝きを帯びるのは時間の積み重ねを感じるシーンばかりだから。
センセーショナルなシーンよりも、何気無いシーンの積み重ねが積み上がっていって、結局何気ないのにカタルシスシーンになって爆発する感じはいつも本当にやられます。
第9位 ブリジットジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月
監督 ビーバン・キドロン
脚本 ヘレン・フィールディング /アンドリュー・デイヴィス /アダム・ブルックス /リチャード・カーティス
原作 ヘレン・フィールディング
「愛の深さの比較が見事な正に”愛の試練”映画」
カーティス色を感じたのは、ラストの一部とその周辺BGMだけでした。そのシーンは本当大好き。友人達が部屋でサプライズするところやタクシーの運転手がブリジットの服装に三度ダメ出ししていつも通りな格好のブリジットに親指を立てるシーンの微笑ましい事。毎度愛嬌たっぷりのブリジットのヘタレさがキャッチーでコミカル。日本の少女漫画の主人公像にどマッチする二人の王子様映画として、とても良く出来ています。(あと恒例の男達が最高にかっこいい理由で始める最高にダサい喧嘩が大好きです)
第8位 フォー・ウェディング
監督 マイク・ニューウェル
脚本 リチャード・カーティス
リチャード・カーティスが最も問いたかった”愛の形”に対する初期の答えが詰まってます。
神に誓う”結婚”という愛に対しての違和感、本当の愛とは何かを問おうとしている。ゲイの友人や社会にあまり迎合してないダメそうな友人達が本当に活き活きとしてるのが本作の素晴らしい部分。ラブコメにしてはやや重たい隠れテーマと、あまりに頼りないチャールズをテーマに即したキャラとして見れるかどうかで意見が分かれそうな作品。ただリチャード・カーティスの原点的な枠にとらわれない一人一人の愛の形をはっきりメッセージとして打ち出しているのでそこらへんがむしろファンとしては最大の見所かもしれません。
第7位 戦火の馬
監督 スティーブン・スピルバーグ
脚本 リチャード・カーティス
原作 ウィリアム・モーパーソン
リチャード・カーティス色はほぼ皆無です。スピルバーグ出てきたらそりゃそうなるわ!ロンドン、ナショナルシアターで舞台化もされて成功を収めている作品。動物を通して戦争を描く事で国を超えた人間というものをより普遍的に描いています。またスピルバーグらしく、人間が人や動物に抱く優しさや慈しみ、そして何より勇気をきちんと描いている作品。生身の馬の芝居が引くくらい上手いのも見所です!
第6位 トラッシュ!-この街が輝く日まで-
監督 スティーヴン・ダルドリー
脚本 リチャード・カーティス
原作 アンディ・ムリガン
こちらも原作が話題を集めていた児童書の映画化です。なぜか日本公開でのプロモーションでは原作ものだという事はほとんど触れられず、翻訳版もちゃんと出ているのに原作はちっとも話題にならなかった。。
社会的ながら、子供達の一夜の冒険ものとしても観れるスリリングなクライム冒険もの。
素晴らしいのは脇役の大人達の立ち位置が善良な傍観者であるところ。子供達がそんな大人達を飛び越えて「正しい事」を成そうするのが心に強く響きました。悪を打ち負かす話ではなく正しさ、光の方へひた走った末に辿り着く勝利であり、不自由からの脱出というのがなんとも小気味好く清々しいお話です。
第5位 ブリジット・ジョーンズの日記
監督 シャロン・マグアイア
脚本 ヘレン・フィールディング/アンドリュー・デイヴィス/アダム・ブルックス/リチャード・カーティス
原作 ヘレン・フィールディング
赤いパジャマ姿で”All by myself”を熱唱するブリジットに完全にやられました。これぞ愛嬌力!他にもしょっちゅう出てくるブリジットの可愛いすぎる下ネタを見てるだけで幸せな気分になれる作品。コリンファースのダサいトレーナー姿やネクタイ姿もたまりません。ストーリー自体より細かいギャグの切れ味が最高で笑えるラブコメディです!
第4位 パイレーツ・ロック
監督・脚本 リチャード・カーティス
「60sのロック&ポップミュージックと服装が大好きな人の為のDJ映画」
とにかく使われてる音楽が漏れなく全て最高ですが、そもそもDJが題材なので使い所も最高です!
聞いている小さな子から真面目そうな女の子まで海賊ラジオを聴きながら本当に楽しそうに踊りまくっている画がたまんないし、俗世から隔絶してる船が舞台というのも良いですね。SEXばっかだけど楽しい事を洒落の効いた台詞まわしで心から楽しんでる感が半端ない。こんな風に生きたい!DJ陣も音楽が大好きでしょうがない奴らが自分にとって最高の音楽を紹介してる雰囲気が大好き。パリピじゃなくて法に背いて自由を主張してるところが一本筋あって、ただの大はしゃぎ映画じゃなくしたのもデカい!私のような音楽映画万歳人にとっては心から楽しめる作品です。
これは音楽映画ですので、こっちも!なんだったらこっちの方が勧めたいくらい、名盤!
第3位 ノッティングヒルの恋人
監督 ロジャー・ミッシェル
脚本 リチャード・カーティス
文句なくリチャード・カーティスの名を世に知らしめた作品。冴えない男の身分違いの大恋愛という時点で人の心を掴んで離さないんだけど。ジーンとくる友情要素が素晴らしい、自分の事を分かってくれている友人!皆で彼の恋を叶えようと躍起になるハッピーさ!そしてことさら素晴らしい点は生きる世界が違う事の切なさを描くんじゃなくて、恋も愛も目の前にいるお互いだけのものだと教えてくれるところだ。だから諦めないウィリアムがアナの元へ駆け出す時に生まれるカタルシスに心から浸れるのだ!
第2位 アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜
監督・脚本 リチャード・カーティス
「身近な人と過ごす”今”の愛おしさを教えてくれる恋だけにとどまらない最高のラブストーリー」
相変わらず思わず笑顔になっちゃうようなチャーミング&にやけちゃうようなロマンンティックなシーンが死ぬほどあって会話の掛け合いがコミカルで、キャラクターが野暮で不器用なのに良い奴ばっかりで、もうこの時点で涙出てきた。ドリーミングラブがたっぷり詰まっている。そんな最高の作品。
第1位 ラブ・アクチュアリー
監督・脚本 リチャード・カーティス
「ポップミュージックとシーン、小道具の掛け合わせが天才的な作品」
私の全ラブストーリー映画の中で絶賛一位独占中。初めてみた時リアルに観後1週間位幸せだった体験が忘れられないんです。愛しさに包まれてました(真顔で書いてますよこれ)。
冒頭の、空港のシーンが既に最高過ぎるし、その次の結婚式のサプライズに溢れる多幸感半端じゃないし、アランリックマン・エマトンプソンの熟年夫婦がちゃんといまだに恋をしてて、エマがジョニ・ミッチェル流すシーンとかもうとんでもなく切ない!!
アラカルト式で全部のカップルが全部涙溢れる位切なくて、抱きしめたくなるようなラブストーリーなんて今まで見た事なかったです。
なんと短編ドラマですが、ラブ・アクチュアリー続編も出てます!!(まだ本編は字幕版もない…(しょんぼり))