「ジョン・ウィック3:パラベラム 」海外感想・評判まとめ【ファン感涙のアクション】

チートガンアクションの新境地ジョン・ウィックシリーズの第三弾(10/4日本公開)。すでに公開されたアメリカでの評価をまとめました。

アクションにおいては過去最高作という評価も多い。すでに2021年に第四弾公開の話に上がっており、興行収入も上々だったようだ。1、2が好きな人は観て損はないだろう。

以下でさらに、評価を掘り下げていく。

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基本情報

監督:
チャド・スタエルスキ
脚本:
デレック・コルスタッド
シェイ・ハッテン
クリス・コリンズ
マーク・エイブラムス
製作国:
アメリカ
公開日:
2019年5月17日(米)
2019年10月4日(日)
出演者:
ジョン・ウィック-キアヌ・リーヴス
ソフィア-ハル・ベリー
ウィンストン-イアン・マクシェーン
シャロン-ランス・レディック
バワリー・キング-ローレンス・フィッシュバーン
ゼロ-マーク・ダカスコス
ティック・トック・マン-ジェイソン・マンツォーカス
暗殺者-ボバン・マリヤノヴィッチキアヌ・リーヴス

[あらすじ]
裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破ったジョン・ウィック。秩序を厳守する組織からの粛清により、1,400万ドルの賞金首をかけられ、膨大な数の刺客たちの襲撃を受けることになる。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わした女、ソフィアに協力を求めカサブランカへ飛ぶ。しかし最強の暗殺集団を従えた組織は、追及の手を緩めることはなかった。

批評家の評価

ロッテントマト90%,平均スコアは7.48 / 10
(総数:320/新鮮:287 腐った:33)
メタクリティクス 73/100点
(批評家総コメント50)

批評家のコメントは、総じて世界観の深掘りキャラクターアクションとしての位置付けをより強化したという点を高く評価している。
【賛美】
・ジョン・ウィックがニューヨーク公共図書館において、本で殺し屋と戦うのは屈指の名シーンだけれど、その後にジョンがわざわざバトルで使った本を元の棚にきちんと戻すのも素晴らしかった。ジョンならきっとそうすると思う。

・前作よりも血と弾丸と死体の量が増えた理想的な続編。

・ニューヨークという実在の都市をモデルにしながら、デンマークの映画撮影技師ダンラウセン(「クリムゾンピーク」、「ザシェイプオブウォーター」)によって、想像を絶するほど芸術的で豊かな彩りの映像を誇っている。

・本作は、夏のポップコーン映画の定義ににぎやかに適合し、より高い目標を持っているふりをしません。

・キアヌ・リーヴスの少ない台詞には多くの哀愁とウィットが含まれ、アクションは前作よりも、より自然でスタイリッシュだ。

・前作までで構成された勢いはそのままに、感情的な利害関係と身体的な複雑さは増している。

【酷評】
・シリーズ史上最もイージーなシナリオと、ストーリーが進む上で意味が成立しなくなるシーンの連なり。

・前作までと同じものを見せようとするあまり戦闘シーンの多くは、以前の戦闘のコピーを作り直したように感じる。

・130分は長すぎる、散発的に戦闘シーンが細かくありすぎるのも問題だ。

海外観客の評価

ロッテントマト87%,平均スコアは4.3/5
(観客総評価数36,206)
IMDb 星7.7/10
(評価総数162.980)

観客コメントの中で最も多かった内容は「いくつかの素晴らしいアクションシーンがある」というもの。他作および前作と比べても多彩なアクションを楽しませてくれる作品だといえる。
ただしアクションに力を入れた分、アクションが多過ぎると感じる人やストーリーラインに不足を感じる人が多くいるようだ。

・年間で最高のアクション映画。ジョン・ウィックは、最も強力で驚くべきキャラクターの一人。そして、過去数年間で最高のアクションシリーズであると言うことができる。

・博物館内の武器を用いる戦闘シーンは、それだけでチケット分の価値がある。

・シリーズ恒例のガンフーアクションは素晴らしく、特にナイフを使ったアクションシーンは素晴らしい!

・ハル・ベリーとよく訓練された2匹の犬による印象的なアクションが、この映画の美味しいところを持っていってしまった。大好きなシーン。

・アクションの振り付けとキアヌ・リーブスの驚くべき演技によって本作は高められている。

・キアヌ・リーブスはガンフーを芸術の形にした。また、ウィックワールドはこの続編でうまく肉付けされた。

【酷評】
・この映画は引き伸ばされたような印象を与える。2に比べてストーリーがほとんど進んでいない上、なぜカサブランカに行くのかは正確に説明されない。

・中盤、戦いのシーンはあまりにも反復されている。

・ストーリーラインは全くエキサイティングではない。

まとめ

ウィックワールドの世界観が好きな人と、アクションを楽しみにしている人にとって、十分に魅力的な作品です。
ただ、注意して欲しいのは世界観の延長線上という意味で、前作は観ていた方が地続き的に作品に没入することができるという点。いきなり本作から入ると要所要所のコミカルな点に粗を感じてしまうかもしれない。

そういったものを気にせず、アクションやバトルムービーを愛している人ほど本作は楽しめる作品だろう。

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