明るい未来を観ようぜ!希望的なSF映画特集

こんにちわ。毎年今年のBEST映画はSF作品をチョイスしている未来と宇宙に心を引かれて止まないSF男子ことゲニヤです!
いきなりですが、私思ったんです。

ブレードランナー2049も、エクス・マキナも、マッドマックス〜怒りのデスロードも、HERだって、第九地区だって未来が!暗いんだよ!!
人間が汚らしいんだよ!!未来だぞ!おい!皆、明るく楽しい未来のために日夜頑張ってるんちゃうんかい!
いかに地球の環境破壊が目まぐるしく、悪化の一途をたどっているとしても!人口も増え、資源は枯渇しそう。そんな現在なのは知ってますが!!フィクション位明るいものでも良いと私、思います!!
憧れるような、明るい未来世界を観たい!今よりも素晴らしい人間達が未来にいる事を信じたい!

というわけで、調べてもどこにも出てこないから自分で特集します。
さあ、ハッピーな未来像を描ける世界で思う存分夢を膨らませましょう。
※ネタバレは致しません。

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①バック・トゥ・ザ・フューチャー シリーズ

バックトゥザフューチャーポスター
いきなり大本命から登場して頂きました。明るいSF映画といえば、こいつです。

「基本情報」
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:ロバート・ゼメキス、ボブ・ゲイル
音楽:アラン・シルヴェストリ
公開年:1985年(1)
出演者
マーティ・マクフライ-マイケル・J・フォックス
エメット・ブラウン博士(ドク)-クリストファー・ロイド
公開年:1985年
製作国:アメリカ合衆国

「あらすじ」
1985年、カリフォルニア州ヒルバレーに住む高校生のマーティは、ミュージシャンになることを夢見ている青年。ガールフレンドであるジェニファーや、うだつの上がらない父親ジョージらと共に平凡に暮らしていた。
ある夜、ドクが開発した乗用車型のタイムマシーン”デロリアン”の実験をに立ち会っていた。1955年11月5日にタイムマシンをセットしたところで、突如リビア人集団に襲われドクは凶弾に倒れる。マーティはタイムマシーンに乗って命からがらその場を逃げ出したが、着いた先は30年前のヒルバレー。マーティーは元いた時間に戻る為、また未来のドクを救う為、この時代のドクに助けを求める。果たして無事1985年に戻り、ドクを救うことができるのか…。

ゴミを燃料にして時を駆ける車「デロリアン」のようなガジェットもドリーミーでたまりませんが、物語本筋自体、愛も夢も未来も、過去に戻り干渉する事で全てをハッピーエンドにスイッチさせてしまう事こそ本作の素晴らしい点です。
終盤で怒涛のように回収する伏線に、ハッピーメイキングの連鎖が最高に喜びに満ちています。

また全てのハッピーメイキングは過去にマーティーが戻る事で初めて起こる。というのが本作が群を抜いて説得力を得ている点です。彼が行動を起こさなければ、それらの出来事は幸せに変化する事はなかった。
未来は確かに現在の延長線上に存在していますが、同時に未だ存在していないのです!

It means your future hasn’t written yet.
No one’s has.
Your future is… whatever you make it.

君たちの未来は、まだ白紙という意味さ。
誰もがね。
自分の未来は・・・
どんな風にも、自分で作るものだよ。

(映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part3」/ドクのセリフより)

こういう事だよ!分かったかディストピア。

②未知との遭遇

未知との遭遇ポスター
未来の次は、宇宙です。そして宇宙と言えば、”UFO”!と言えばこの作品ですね。初めて私達にSETI(地球外知的生命体探査)ロマンを与えてくれた素晴らしい作品。

「基本情報」
監督・脚本:スティーヴン・スピルバーグ
撮影:ヴィルモス・ジグモンド
音楽:ジョン・ウィリアムズ
特撮:ダグラス・トランブル
公開年:1977年(米)
出演:
ロイ・ニアリー-リチャード・ドレイファス
クロード・ラコーム-フランソワ・トリュフォー
ロニー・ニアリー-テリー・ガー
ジリアン・ガイラー-メリンダ・ディロン
デヴィッド・ロフリン-ボブ・バラバン

「あらすじ」
時は1977年。ある日、メキシコの砂漠で20年前の戦闘機が真新しい状態で突如発見され、飛行機管制塔では未確認飛行物体の接近の報告を受け、インディアナ州のとある街では大規模停電が起こり、電気技師のロイはUFOらしき光に遭遇する。光に遭遇した彼らはUFOから信号を受けたかのように、同じような幻想や夢を見るようになる。ロイもまた、何を見てもそのイメージが頭を離れず取り憑かれたようになる。時を同じくして、UFOからの交信を傍受解読した軍隊や政府の人間がワイオミング州に集結していた。ロイら導かれし者たちも引き寄せられるようにワイオミング州に向かう。そこで行われていた事とは…。異星人と地球人の壮大なファアーストコンタクトをテーマにしたSF浪漫作品。

本作のとんでもなく素晴らしい点は、宇宙人的な要素をこれでもかと素晴らしい演出で描いて見せた事が1つ。
もう一つは、宇宙人との友好的なコミュニケーションをきちんと行った事です。実はものすごく珍しい。ほとんどの宇宙人襲来ものは支配、破滅を促す異物として出てきます。
最近、メッセージというどえらい気合の入った宇宙人コンタクト映画がありましたが、あれとて人類の立ち位置は懐疑的かつ攻撃的な雰囲気が節々にあり、総意として見るなら好意的ではありませんでした。

本作は、人類総意として宇宙からの来訪者を友好的な対象として描いています。
それありきで進む政府の解析や、実際会った際に取るべきコンタクト手段のオリエンテーションなどは、異様ながら建設的です。根底の好意的下地があるからこそ、最後にロイが選んだ選択を観客は受け入れる事が出来るのだと思います。
スティーブンキングばりのサスペンスな展開を見せながら、緊張と不安を煽るよりも、不思議さと可能性を探求する事に重きを置いたどこまでもこうであったらいいSETIを描いた美しい作品。
ちなみに美術、音楽、演出については今見ても(聴いても)ビビるほど、素晴らしいものばかりです。

③E・T

ETポスター
明るいSF枠代表にして、ファミリームービー最右翼。我らのスピルバーグの大傑作作品です。もはや説明無用なんですけれど、どこが明るいって、未知との遭遇にも通じる”異星人と人類は友好的なコンタクトを取る事ができるはず”という観点が下地にある点です。それにつきます!宇宙人との友情を描いた初めての映画作品。

「基本情報」
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:メリッサ・マシスン
製作:スティーヴン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
公開年:1982年(米)
出演:
エリオット-ヘンリー・トーマス
ガーティ-ドリュー・バリモア
マイケル-ロバート・マクノートン
メアリー-ディー・ウォレス
キーズ-ピーター・コヨーテ

「あらすじ」
アメリカのとある杉林に宇宙船が着陸する。彼らは地球の植物を採取するために来たのだが、一人だけ取り残されてしまう。少年エリオットがその一人(ET)を見つけ我が家におびき寄せ、信じない大人達や政府の目から隠する事に。次第にエリオットと友達になる。母星に帰りたいETの為にエリオットや兄のマイケルら子供達だけで宇宙に返そうとする…しかしETは瀕死の重症になってしまい、NASAの医師団も突如押しかけてくる。少年達とETはどうなってしまうのか…

”異星人とも友好的なコンタクトを取れる”となぜ信じる事が昨今のSFでは出来ないのか?と本作を観ると思ってしまう。侵略に来る筈という観念も、上記も等しく人間が産んだ想像力の産物なのに。本作にあってETとエリオットの関係はどこまでもイノセントでフラットだし、両者共に意思疎通を取ろうとする工程に微塵もおごりがない。結局私が本作を見る度思い出すのは、どんな異形であったとしても話しかけ友好を示せば、気持ちの部分だけは伝わるのだ。という未だ科学では解明できない「想いや感情の伝達」という子供の頃は持っていたドリーミーングな考え方だったりする

④オデッセイ

オデッセイ公開ポスター
続きまして宇宙といえば、人々の憧れ「他惑星への入植」。これぞSFロマン!!本作の場合、その成り立ちは決して開拓的な意志ではなく、やむを得ず要素が強いですが何より絶望的な状況下でもあきらめずポジティブシンキンで生き抜く!といった未来への前向きなマインドを感じさせてくれた事がとにかく素晴らしい!荒廃した土地、厳しい環境にあって、心まで荒廃する必要などはないのだ。上を向いて生きよう。

「基本情報」
監督:リドリー・スコット
脚本:ドリュー・ゴダード
原作:アンディ・ウィアー『火星の人(英語版)』(ハヤカワ文庫SF)
公開年:2015年(米)
出演者
マーク・ワトニー– マット・デイモン
メリッサ・ルイス– ジェシカ・チャステイン
リック・マルティネス– マイケル・ペーニャ
ベス・ヨハンセン– ケイト・マーラ
クリス・ベック– セバスチャン・スタン
アレックス・フォーゲル – アクセル・ヘニー

「あらすじ」
人類3度目の有人火星探査ミッション“アレス3”は、ミッション開始から18日目、6名のクルーたちは猛烈な嵐に見舞われてしまう。そして、クルーの一人マーク・ワトニーは突風により吹き飛ばされた。彼が気づいた時にはアレス3は帰還し、一人火星に取り残されてしまう……外気温-55℃、酸素0.13%、水なし、通信手段なし、最大風速400km/h、残された食料は31日分、NASAの次の探索ミッション“アレス4”が火星にやってくるまで4年。植物学者でメカニカル・エンジニアのワトニーは科学知識と持ち前のポジティブ思考によってこの絶望的な状況でもあきらめずサバイバル生活を始める。ワトニーの生存を知ったNASAは、ただちにワトニー救出ミッション準備を開始するもトラブルによって絶体絶命の状況に追い込まれる。やがてワトニーの命運は、宇宙を航行中のヘルメス号のクルーを巻き込み、誰も想定していなかった最終手段に託されることとなる…

何がいいって、持ち前の知識とポジティブさで酸素と水を作っちまおうって発想ですよ。とにかくやってみる!マインド、こんなところでくたばれるかマインドが素晴らしい!ちなみにBGMがずっと80Sのディスコロックがかかってたのも最高!

⑤ギャラクシークエスト

ギャラクシークエスト公開ポスター
弾切れかよ…と思った方もいるかと思うがそれは違う。確かに本作はスタートレックをパロったB級映画だし、SFらしいのは宇宙船に乗っていて宇宙人っぽい奴らが出てくるからだけで、あとは全部パニックコメディなんだけど。よく考えたらBTFだってハードSFじゃない!でもいいんだよ。SFなんだよ。だとしたら本作は最高に前向きでハッピーなSFだ!

「基本情報」
監督:ディーン・パリソット
脚本:デビッド・ハワード,ロバート・ゴードン
製作:マーク・ジョンソン,チャールズ・ニューワース
製作総指揮:エリザベス・カンティロン
公開年:1999年(米)
出演者
ジェイソン・ネズミス/(NSEAプロテクター号ピーター)・クインシー・タガート艦長-ティム・アレン
グエン・デマルコ/(タウニー・マディソン少佐)-シガニー・ウィーバー
アレクサンダー・デーン/(ドクター・ラザラス)-アラン・リックマン
ガイ・フリーグマン/(プロテクター号乗員)-サム・ロックウェル
フレッド・クワン/(技術主任チェン)-トニー・シャルーブ
トニー・ウエバー/(ラレド大尉)-ダリル・ミッチェル
マセザー/サーミアンのリーダー-エンリコ・コラントーニ
※()はテレビ番組『ギャラクシー・クエスト』の役名

「あらすじ」
1979年から4年間放送された、伝説的人気SF・テレビシリーズ『ギャラクシー・クエスト』。放送終了から20年経ち、『ギャラクシー・クエスト』以降、あまりぱっとしないキャスト達は、ファンへのサイン会やイベントを糧にして俳優生活を送っていた。
そんなある日、『ギャラクシー・クエスト』のイベント会場に、グレーのボディースーツを着た変わった4人組が現れた。彼らは実は宇宙人サーミアンで、悪者宇宙人サリスとの戦争を打開するため、プロテクター号タガート艦長に助けを求めに来たのだった。だが、タガート役のジェイソンはプロモーターの出演依頼と勘違いし、彼らのリムジンに乗り込む。
二日酔いのジェイソンが目覚めたのは宇宙船の中だった。サーミアンは、テレビ番組『ギャラクシー・クエスト』の電波を自星で受信し、架空のドラマだとは思わずに歴史ドキュメンタリーと信じて見ていたのだった。かくしてジェイソン他ドラマキャストの面々は本物の宇宙船で宇宙戦争をすることとなるのだった。

本作がなぜ明るいのか?それはフィクションの愛、正義、勇気、信頼を頼りに宇宙人が自分の文明を立て直し、あまつ人類を頼って来たところだ!他のSFを見ていると馬鹿馬鹿しい、自星すら自分達で滅ぼしかねない愚かな種族に頼るなんて。となるかもしれない。でもひょっとしたら、胡散臭い愛とか勇気とか信頼なんていう気持ちを外に打ち出して訴える事ができるのは、我々人間だけなのかもしれない。それにプロは頼られたからには、応えるんだ。それがファンのサインでも、宇宙人からの救済の嘆願でも!なんとも小気味良いじゃないですか!我々が信じて走っていくべきものはサーミアンの純粋さだし、プロテクター号の面々の不屈の魂なんじゃないかって真顔で思ったりしているんです。

“Never give up!
Never surrender!“
(決してあきらめない! 決して降伏しない!)
※タガート艦長のセリフより抜粋

アツいぜ!!

⑥ミクロの決死圏

ミクロの決死圏公開ポスター
1965年の作品。病気の人の体内に、ミクロ化した人が入って治す人体SFアドベンチャーのはしり作品!その後、映画では類似テーマを扱った作品一個も出てこないの勿体無い位(アントマンはあるけど…)SFアドベンチャーしている作品。

「基本情報」
監督:リチャード・フライシャー
脚本:ハリー・クライナー、デヴィッド・ダンカン(脚色)
原案:オットー・クレメント、ジェイ・ルイス・ビクスビー
製作:ソウル・デイヴィッド
撮影:アーネスト・ラズロ
公開年:1966年(米)
出演:
グラント- スティーヴン・ボイド
コーラ・ピーターソン-ラクエル・ウェルチ
カーター将軍-エドモンド・オブライエン
マイケルズ博士-ドナルド・プレザンス
ドナルド・リード大佐-アーサー・オコンネル
ビル・オーウェンス海軍大-ウィリアム・レッドフィールド
デュヴァル博士-アーサー・ケネディ

「あらすじ」
物質をミクロ化する技術がある未来。手術不可能な脳内出血患者を救うべく、人間を細菌以下にミクロ化し、人体内部から治療しようという前代未聞の極秘プロジェクトが開始され、5人の医者が体内へ送り込まれていく。しかし、彼らがミクロ化していられる時間はわずか60分しかない…。。はたして時間内で、チームは任務を遂行し体内から脱出できるのか。人体内SF医療スペクタクル。

医学と科学はいずれ、この領域に辿り着くだろうだろうか?拡大と縮小を自在に行う事が出来れば人口問題、食糧問題、環境問題は解決とまではいかなくてもかなり希望的な状況には向かえる気がするけど、それとはまた違う医療的な未来像として本作はミクロを活用している。解析的な面でも活用できそうだし、とっても素敵な未来を感じさせる「ミクロ化」。とにかくこの抜群なアイデアに尽きるが、SFとして人体の中というもう一つの未知の世界を描いているあたりがまた素晴らしい。観賞中、耳の中を通っているくだりでインターステラーでの未知の惑星探検シーンを想起しました。それくらい今でも斬新なテーマを映像化してくれている作品。背景や展開はいささか大味で時代を感じるけどね。
ナノマシンによる人体健康管理サポートの方が今日的だけど、人間そのものが体内メンテナンスを行うのは、その応用力、想像力、処理スペックにおいて決してマイナスではない。人間の能力を信頼しているフチを随所から感じられるのも本作の良い点です。

⑦トゥモローランド

トゥモローランド公開ポスター
こちらは平行未来世界ものなので、ジャンルとしてはファンタジー枠に入るのかもしれませんが何気に本作こそ大本命明るいSFだと思っています。科学の力と明るい未来を信じる。ボーイズ&ガールズが世界を滅亡から救う為、幻の未来都市トゥモローランドを巡り繰り広げられる大冒険物語!

「基本情報」
監督:ブラッド・バード
脚本:デイモン・リンデロフ、ブラッド・バード
製作会社:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、A113プロダクションズ
公開:2015年(米)
出演:
フランク・ウォーカー – ジョージ・クルーニー
デイヴィッド・ニックス総督 – ヒュー・ローリー
ケイシー・ニュートン – ブリット・ロバートソン
アテナ – ラフィー・キャシディ

「あらすじ」
宇宙への憧れを抱く17歳の女子高生ケイシー・ニュートンは、ロケット発射台の解体を阻止しようとNASAの宇宙センターに侵入して拘束される。翌日、解放されたケイシーは、返却された手荷物の中に見知らぬピンバッジを発見する。それに触れた途端、目の前に驚きの光景が広がる。やがて彼女は、不思議な少女アテナと巡り会う。彼女はピンバッジが見せたのは“トゥモローランド”という未来世界で、フランクという男が行き方を知っていると告げるのだった。ケイシーはフランクに会いに行き彼と共に“トゥモローランド”に辿りつくがそこに待ち受けていたのは人類の危機だった、、、彼女達は阻止する事が出来るのか。

本作には、希望も絶望も人間の中にこそあるものだ、そのどちらを信じるのか?というシンプルな問いがテーマとして存在する。冒頭シーンで幼いフランク少年が、全米飛行大会にジェットパックを背負い出場しようとする。受付のニックスは「そのジェットパックは何の役に立つ?」と問い「子供がジェットパックで飛ぶのを見せれば、なんでもできるという気にさせる」と答えるこのくだりこそ本作のメッセージそのものだし、この一言ですでに私は胸踊る気持ちでいた。科学の発展に実用性は不可欠だが実用性だけを求めては素晴らしい発明は生まれない。未来へのロマンが原動力であり下地として本作(というかトゥモローランド)は存在している。また生まれ出た発明は、希望と良心を元に使用される事を願っている。それを反証する行為や言動こそが本作の悪役だが、ディズニー映画らしく物語は希望に満ちて幕を閉じる。科学の発展の原動力が何なのかを改めて教えてくれる夢に満ちた作品。映画としての完成度はちょっとアレだけど。。。

“恐怖、エゴ、自己憐憫、劣等感といったものを信じる黒い狼 と 希望、愛、未来、を信じる白い狼 二匹が頭の中でいつも闘っている”
“どちらが勝つと思う?”
“お前が多く餌を与えた方さ”

※フランクのセリフより抜粋

⑧遠い空の向こうに

遠い空の向こうに公開ポスター
SFというよりドリームズカムトゥルーな青春映画です。SF世界に至る直線上には必ずこういった素晴らしい未来を夢見て奮闘する人々が現在進行形で存在している筈です。彼らが存在する延長線上のSF世界は絶対にディストピアなわけはないんです!そんな事を感じさせる作品。

「基本情報」
監督:ジョー・ジョンストン
脚本:ルイス・コリック、ホーマー・ヒッカム・Jr
原作:ホーマー・ヒッカム・Jr「ロケット・ボーイズ」
公開年:1999年(米)
出演:
ホーマー・ヒッカム-ジェイク・ギレンホール
ジョン・ヒッカム-クリス・クーパー
クエンティン・ウィルソン-クリス・オーウェン
ライリー先生-ローラ・ダーン
ロイ・リー・クック-ウィリアム・リー・スコット
エルシー・ヒッカム-ナタリー・キャナーデイ
ビコフスキー-エリヤ・バスキン

「あらすじ」
1957年10月ソ連から打ち上げられた人類初の人工衛星を見た小さな炭坑の町の高校生ホーマーは父親の反対を押し切り、ロケット作りに挑戦する。3人の仲間と女教師の助けを得てロケットを作り始める。周囲の反対にもめげず、星を目指して新しい運命を切り開く。そんな少年たちの希望と決意が勝利する、驚くべき真実の物語。主人公の1人であるホーマー・H・ヒッカムJr(元NASA技術者)による実話を元に製作された。

若者はみんな将来、鉱夫になるのが決まっているような炭鉱の町でロケット作りに魂を注ぐ青年。そして父との対立。ベタベタなテーマながら、心にガンガン響いてやまないんです。背中を押してくれる先生、手助けしてくれる3人の仲間。そして何より反対されつつも手本となる存在だった父。夢を叶える物語だけじゃない、夢をつなぐ美しさ、支えあって未来へ走り出すことの出来る人間の脆さと強さ。「夢」というものに向き合う事をとても多面的かつ美しく描いている作品。

⑨インターステラー

インターステラーポスター
ここまで読んで頂いた方、お待たせしました。全てのSF好きが多分満足しているであろう2014年の傑作。観終えた瞬間あと50年はクラシックであり続けるだろうと思いました!メメント、バットマン・ダークナイト、インセプションの鬼才クリストファー・ノーラン監督の暗くない方の作品!これぞSF映画です!惑星、地球的にはディストピアでしたが、人類にとっては本当に希望に満ちた作品だったと思います!

「基本情報」
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン、ジョナサン・ノーラン
製作:エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン、リンダ・オブスト
公開年:2014年(米)
出演:
ジョセフ・クーパー(元空軍パイロット) – マシュー・マコノヒー
アメリア・ブランド(博士) – アン・ハサウェイ
ヒュー・マン(博士) – マット・デイモン
マーフィー・クーパー(マーフ) – ジェシカ・チャステイン
マーフ(幼少期) – マッケンジー・フォイ
ジョン・ブランド教授 – マイケル・ケイン

「あらすじ」
近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況化、クーパー家付近で謎の怪奇現象が頻発し、それらに導かれるようにある施設に辿りついたクーパーとマーフ。そこでは極秘裏にある重大ミッションが進行していた。新たに見つかった外宇宙へ旅立ち人類が移住できる惑星を調査するミッションだ。
元宇宙船パイロットのクーパーが調査船クルーに選ばれる事となった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤するクーパー。子供達の未来の為、人類滅亡を阻止すべく彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意する。未知の外宇宙で待ち受けている数々の脅威に襲われながら、彼らは人類滅亡を阻止できる惑星を見つけることが出来るのか、そしてクーパーは家族の元へ無事帰還できるのか…

当時の監督インタビューにて、ノーラン監督は「スマホが出来てから、街では皆、子供達すら皆下ばかりみている。僕が子供の頃は宇宙開発競争真っ只中の頃だったから、気づいたらよく星を見ていて、色んな空想を話しあっていたよ。だから、今の子供達を見ると思うんだ。上を見上げろよ!冒険心を持てってね。それでこの映画を撮ろうと思ったんだ」と話しております。
なるほど、そんな事を感じられるシーンが満載です。とはいえただ明るいだけではなく、無常かつ非条理な出来事がいくつもクルーや、家族に襲いかかります。それでも作品として人類にとっての一つの発展(大いなる一歩)を示してくれた事。地球はダメにしてしまったけれど、人間が持つ可能性、ヒューマニティーを信じ、進歩を描いてくれた事こそ本作を最も評価すべきポイントです。
もちろん他にも展開、セリフ、小ネタ大ネタにおけるまで科学考証に裏打ちされた演出等素晴らしいポイントはほんと沢山あります。

⑩地球の静止する日

地球の静止する日公開ポスター
「基本情報」
監督:ロバート・ワイズ
脚本:エドムンド・H・ノース
原作:ハリー・ベイツ『主人への告別』
製作:ジュリアン・ブロースタイン
公開:1951年(米)
出演:
クラトゥ-マイケル・レニー
ヘレン・ベンソン-パトリシア・ニール
トム・スティーブンス-ヒュー・マーロウ
バーンハート博士-サム・ジャッフェ
ボビー・ベンソン-ビリー・グレイ

「あらすじ」
ワシントンD.C.に銀色の円盤が着陸し、人間の姿で奇妙な服を着た男が現れた。彼の名はクラトゥ。自分は宇宙人であり、地球人には危害を加えないと語る。彼は大統領秘書に、地球上の指導者たちに同時にある重大なメッセージを届けたいとを伝える指導者たちが各々の身勝手な主張をし一同に会する事ができず、クラトゥは宿屋に住み街の人々に紛れ込んだ。彼は市井の声を聞き、科学者バーンハート教授と会い、使命の重大さを認識させるためにある大掛かりな仕掛けで地球人に分からせる事にする。しかしクラトゥの意図は誤解され、軍に逮捕されたとき、彼は致命傷を負ってしまう。クラトゥは使命を果たすことができるのか。

こちらは真面目な宇宙人交渉もの。シニカルな内容の為決して楽観視できる内容じゃないんですが、友好的な宇宙人に好感が持てますしボビー少年が無邪気にクラトゥと打ち解けている姿に希望を感じます。未来の子供達へ、また宇宙全てが争いなど望んでいないとしたら?という人類種に対する警鐘であります。人間そのものの進歩こそ最も楽観的SFに必要な要素だと実感する作品。

あれが入ってないぞ!という方はぜひ教えてください。
徐々に追記していく予定です(17.12.28)

まとめ

書く前は圧倒的にディストピア作品ばかり思いついて、だからSF好きな人ってなんとなく暗い人や青っ白い人が多いんじゃないかな。なんて思っていたけど色々紐解いていくと結構ありました。世界中の多くの人が、未来への警鐘と同じくらい希望を抱いて今を生きているのだと思い至りましたね。暗い人が多いのは宇宙の背景がいつも暗いからですかね(笑)世界も未来も明るい!と手放しには言えないのが現実だけれど、子供の頃、未来を思い描く時、僕らはただ純粋に「夢」を思い描いていた気がします。そんな気持ちを思い出させてくれる作品達ばかりだなあと宇宙(そら)を見上げながら思ったりしてます。

せっかくなんで、上で挙げたディストピアタイトル達もご紹介。





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