実写映画デビルマン 感想2「なぜOKを出した?10つのグダグダ」

感想1からの続きです。
※相当ネタバレします。

デビルマンポスター

全編通じて、役者のセリフが棒なのはデフォルトとします。
ただし、染谷将太君!君だけは違った。君の演技だけはずっと良かった!!

1、いじめられているミーコを助けに登場するミキ

「何もしないでじっとしてるからやられるの」「ダメよ河本さん、闘わなきゃ」といじめっ子女子の目の前で説教
さらにいじめっ子にボールを投げつけるミキ。
いじめっ子は声を上げると3人いたが無言で、ミーコとミキを見送る。

いじめっ子達よ。「闘う」とまで言ってくる
生意気で正義の味方気取りのミキに対して少しは言うことやることがあるんじゃないのか?

2、了が祖父の別荘で唐突に「俺も悪魔に合体された」「俺を殺してくれ」とナイフを明に手渡す。

観客もそうですし明君もですが、いきなり言われてもついていけません。
その後羽根の生えた了君が5分後に出てきます。セリフの前後すぐにその羽根を出せよ!そしたら解るから!!

3、モンスターカフェというところで明と了が悪魔について話すシーン。

すぐ後ろで掃除、片付けをしているウェイトレスがとっても気になる。
そもそも引き過ぎてるカメラが気になるが、そのせいで掃除しているウェイトレスにも意味があるのではないか
という構図になってしまっている。意味がないなら主役と等分に映さないでよ!

4、明とミキとのラブシーンの文脈

ミキは明に「何か変わった」と告げる。→明「今の俺のこと、嫌いか?」→ミキ「好きよ」→明「俺はもっと好きだ」と言ってキスへ。
文脈がおかしな事なっとるがな!!”変わった俺の事好きなお前を、俺は大好き”になってまうがな!

5、ジンメン戦全編

これは言わずもがなのクソシーンです。全ての要素が突っ込みどころで満ちている素晴らしいシーン。

友人が悪魔に食われてしまい、その悪魔の甲羅には食った人の顔面が浮かぶという衝撃的なシーン。
セリフが棒すぎて重いセリフが羽が生えたかのように軽い。
更に、浮かぶ顔面は素顔で真顔。もはや別の意味で涙を誘います。
その状況化で悪魔ジンメンの一言目が「俺はジンメン、お前は誰だ?」の自己紹介形式なのもジワります。
パンチ一撃でやられて死にかけのジンメンが突然、サタンの説明をし始めるのも最高です。

6、カフェで暴れ出す悪魔と明、了のシーン

客達が刀で惨殺されていきます。そこに偶然通りかかる明と了。
なんと手前で人が殺されているのに「行くな!」「でも俺は牛久(ジンメンに食われた友人ね)を助けられなかった」
の押し問答を始める。

明と了の対立。二人の心中の核心に迫る押し問答は大いに結構なんだけどさ
人が殺されてるの画面に見切れてる横でやるのやめない?気になっちゃってさそっちがね
話してる間に全員死ぬんじゃないかってさ。効果音もさ、ザシュザシュ言わせすぎでしょ。
そんなに人いた?むしろ

7、悪魔が大勢いる屋敷突入シーン

ジンメン戦を超えるクソシーンです。もはや全邦画史上で見てもベスト10に食い込むクソシーンかもしれません
笑顔のニュースキャスターが「悪魔の潜伏先をつきとめた」と告げる(なんで満面の笑みなん?)
その足にすがる悪魔。(その場で射殺)から始まる。
特捜隊が屋敷を囲み銃声とどろく中、玄関口に出て来る悪魔達が撃たれる。
のろのろと手を挙げ「ぎゃー(棒)」など言いながら倒れるの繰り返しが3度ある。

そこに了君が、唐突に(また!)。「人間を滅ぼしてやる、お前はこんな人間を許せるのか」と憤りを吹き出す。
(本作一貫して了くんに伝えたい”伏線”という言葉、そして使い方。)

了が両手にマシンガンを持って特捜隊の前に転がり込む。なぜ前に転がり込んだ?蜂の巣だぞ?
なぜか特捜隊は撃つのを止め、やられていく。
次のシーンなんと了は石塀の上にいる。なぜそんな目立つところにいる?蜂の(以下略)
了はジャンプしながら、腕を振り回しマシンガンを撃つ。明らからにやられてあげているとしか思えない特捜隊の皆さん。
了君、三度腕を振り回しながらのマシンガン乱射。そしてスローモーションでデーモン屋敷の中へ駆けていく。

8、ミーコ悪魔覚醒シーン

本作で一番大好きなクソシーン。
ミーコは日本刀を手に特捜隊と相対する。
特捜隊4名は全員マシンガンを持っているが、なんとマシンガンを銃剣のようにしてミーコに突っ込んでいく。
もちろんマシンガンの先に剣はついていない
。弾も切れていない。
なぜ引き金を引かないのか。後ろの3人は援護射撃もせず4人一緒に突っ込んでいくのか。
素晴らしいシーンだ。かつてマシンガンをここまで無意味に扱うモブキャラがいただろうか?
突っ込んでどうする気だったのだろう。そして、ミーコの刀の間合に入り皆斬られる。

9、人間を狙撃して回っている男を止めようと明、近づくと了だったシーン。

笑顔で「生きてたのか?」と第一声を発する明は一体何の為にその男に近づいたのか忘れてしまったのだろうか?
「サタンだからな」と言われると放心し、駆け去る了を追わない明。一体お前は何がしたいんだ。

10、ラストシーン前の明「人間は一人じゃ生きられない」了「わからないな」明「愚かなのはお前だサタン」という会話の圧倒的説明不足。

家族も友達も皆殺されちゃいましたけど、明は何を知ったの?多分、もっと頼り頼られている関係が出てくる必要があったんじゃないかな。
あとさ受け継がせるような小道具とかさ
。もうラストシーン前で、今更だけどね

まとめ

全ての駄作の頂点に立つとは言わないが、2000年代のクソ映画を代表する1本だと思う。
観た人と一緒に笑い合いたい、語り合いたい一本。
あくまで今回は、疑問とグダグダでまとめたが「突っ込みどころ」でまとめても10は余裕であると思う。
意味の無いカメオ出演だけで5つはある。そのせいで映画が壊れたと思うとそんなもの可愛く思える位あらゆる点が壊れている傑作。
もうすぐデビルマンはアニメをリメイクをやるそうだ。ちゃんとしたデビルマンを知るいい機会だがこの映画と比較する必要は無いと思うな。
これはデビルマンの原作を借りた、映画の形式を借りた、CGバトルを模した、ストーリーの皮を被った
グロテスクチープアートなんだ。
あえて下手くそなままの音楽とか絵とかそういうのあるだろ?それに近いものさ。
これは多分あえてじゃないけどね。

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