映画「キャプテンアメリカ・シビルウォー」感想 復讐と友情が折り重なったヒーロー同士バトルが最高すぎるッッ!

※結構ネタバレ致します。

シビルウォー公開ポスター

よくこれだけ旧シリーズのヒーロー達を詰め込んでおいて、こんな凄い作品に仕上げたな!ルッソ兄弟!!最高だぜ。
続きものは必然的には制約は増えるし、ヒーローが沢山いる場合は見せ場も分散されるから漫然とした印象になりがちなところ
この満足感は反則級の面白さだよ!MCUシリーズでは1、2位を争う位大好きな作品!

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基本情報

制作年度 2016
監督アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
脚本
クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー
原案
マーク・ミラー
スティーブ・マクニーブン
『シビル・ウォー』
原作 ジャック・カービー、ジョー・サイモン
製作 ケヴィン・ファイギ
製作総指揮
ヴィクトリア・アロンソ
ルイス・デスポジート
アラン・ファイン
スタン・リー
ネイト・ムーア
パトリシア・ウィッチャー
出演者
クリス・エヴァンス
ロバート・ダウニー・Jr
スカーレット・ヨハンソン
セバスチャン・スタン
アンソニー・マッキー
エミリー・ヴァンキャンプ
ドン・チードル
ジェレミー・レナー
チャドウィック・ボーズマン

「3秒あらすじ」
アヴェンジャーズの面々(主にキャップテンアメリカとアイアンマン)がそれぞれの信じる正義を、友を、信じるが為に意見が割れ対立する。チームとなったそれぞれが互いに分からせようと諌め合う中で、決定的な決別が生まれ二人は袂を分かつ。

キャップとスターク、友情の決別が切なくも哀しい

他の部分は全てサブであり、ここに最終的に辿り着くために全ての事情や展開が絡まりあっている。
ラストシークエンスでのキャップ(クリス エヴァンス)とトニースターク(ロバート ダウニーJr)、バッキー(セバスチャン スタン)の3名に集約する。
キャップとスタークが殴り合うシーンを最高に盛り上げる為に存在する2時間がこの10分に!!いや一撃一撃のパンチにこもっているのだ!最高にアツいぜ。
結局、どちらが勝っても勝ちにならないまま本作は哀しいラストを迎え、キャップからの手紙で切ない哀しさが弾ける!
二人の友情は変わらずとも、互いの信じる正義が、思いの強さが変わりゆく友情となる。
変わりゆく友情の切なさ、変わらない友情の力強さ双方があるからこその矛盾と葛藤という新たなドラマの拡がりまでを感じる事が出来るのがもう本当に素晴らしい。

幾重にも意味付けされた復讐キャラがかなり魅せる

本作から登場のブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)がアヴェンジャーズに抱く復讐心は至極真っ当で共感できる。
少年時代から見せて、良き父親の存在をも描いている。
本作はスーパーヒーロー達の誕生劇と背景を似せながらも産まれてしまった、ヴィラン(悪役)誕生劇なのだ。
あるいはスーパーヒーロー達も、夢や正義ではなく憎しみと恨みが先走りヴィランとなったかもしれない。
鏡として立ち位置として存在しつつ、更にアヴェンジャーズがいるからこそ敵達が侵略して来ているという解説を挟むことで、
彼はまた「大いなる存在が背負うべき罪」そのものとしてもまた存在する事となる。
アヴェンジャーズの正義が新たな悪を生む。そうした見事な背景の中で、「アヴェンジャーズもまた世界の中で管理されるべき」
という世論や政策が具体的な輪郭を生む。そうしたいくつもの効果を生み出しながら、彼はひたすらに復讐の為だけに奔走する一本槍な清々しいキャラクターだったが、もう一人の切ない復讐の姿を見て、復讐を捨てやり直せる賢さも持ち合わせているのが、いよいよ好感を持てる。

真の悪役ジモ大佐が狡猾でいいっ!

前作ウィンターソルジャーでも汚れ役はめちゃくちゃ強い幹部(バッキー)にやらせる超効率重視のプロ悪役だったけど、本作も最高に汚い上に、キャップどころかスタークをも手玉に取る優秀な悪役ぶり(ダニエル・ブリュール)。復讐の為に全てを捨ててアヴェンジャーズを内部分裂させる事だけに全能力と手間をかけているところがかつてない!自分の手で復讐果たしたいでしょ普通。それよりも効果的な方法があるならそれを選ぶっ!!大義の為なら己のチャチな欲望を抑え込めるクールで狂った悪役が光ってました。

仲間割れによるスーパーヒーロー同士のバトルシーンが胸熱過ぎる!

ハルクVSアイアンマンなんて、もう熱過ぎて手に汗握らずには観れないし、キャップVSスパイダーマンとか夢のマッチングだし
ヒーロー同士別れてのチーム戦なんて楽しいに決まってるやないですか!!これぞMCUをはっきり打ち出してくれたファン感涙の
バトルシーンが溢れてました。

また、本作からアヴェンジャーズ仲間入りのスパイダーマン、アントマンが明るくおふざけを散々取り入れたキャラクターなのがまた良い。重くなる前の一番絵として盛り上がる時だけ登場して笑わせてくれるとても美味しいキャラクター。
これだけ重厚な背景とテーマがあっても、本作はエンタメ大作である事を決して忘れないバランス感覚の良さに感動です。
そして、何よりローディーという犠牲者を一人出しているところ!これがまた素晴らしい。
仲間同士のチーム戦はどうしても、小競り合いばかりで何にもたどり着かなくなりがちだが、現在進行形のバトルの中に犠牲者が
出る事で生まれる引くに引けぬ部分。ヒーロードラマに必要不可欠な要素だ!

こんなヒーロー作品。今まであったかよ…
しかもまだまだ続くのかよ!最高じゃん。

まとめ

とにかく友情と復讐についてこれでもかとフォーカスして、それぞれのキャラクターの信念に沿って見事に回収していながら「復讐の虚しさ」もしっかりメッセージとして込めてきている。バトルは熱いが、ドラマはどこまでも切ない。いろんな要素がギュッと詰まっている作品です。

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