映画「アバウト・タイム 」大好き感想「妹のキットカットもレイチェル・マクアダムズもチャーミング過ぎる」

※結構ネタバレ致します

アバウトタイム公開ポスター

本作は、タイムトラベル能力に目覚めたティムが、その力を使って普通の毎日がどんなに素晴らしくのかに気づき、何度も同じ時を過ごしながらも前へ進んでいく、家族と恋人達のハートウォーミングラブストーリー

スポンサーリンク

随所に溢れるドリーミングラブが最高

個人的に大好きなのは、ティム(ドーネル・グリーソン)がメアリー(レイチェル・マクアダムズ)と出逢った最高の夜に、ティムのルームメイトハリーが偶然最低の出来事に見舞われてしまうところ!
タイムトラベルできるティムは彼の為に過去を変えてしまいメアリーと会わなかった事になってしまうというエピソードだ。

その後ティムは前の週出会あった時、メアリーが好きだと話していたケイト・モスの展示会にメアリーに会えると信じて毎日顔を出す。
能力で解決するのではない。運命の出逢いだったのだとティムの健気な行動がストーリーを動かす。
本作がSFではなくラブロマンスだと理解させる好エピソードだ。
そこで出逢ったメアリーには既に彼氏がいて、その彼氏とメアリーが出逢った場所と時間を詳細に聞いて、彼が来る前に横取りして出逢い直すという野暮全開の夢のある話だ。

ティムの「ここから二人で抜け出して、どこかのレストランで1皿以上食べない?」と口説き文句がチャーミング!
メアリーが「一皿以上?」と聞き返すと
「前菜で10皿以上は」と被せ気味に言うティムのキャラクターはとても微笑ましい。

二人が付き合いだしてから一つの地下鉄のホームを舞台に点描式に描いているシーンも大好物!
理想のラブラブ付き合いたてアツアツカップル描写そのものだ。弾き語りの歌にのせてテンポよく時間経過と共に恋する喜びをふんだんに魅せてくれるハートキャッチーなシーン。

愛する喜びに満ち溢れているのが本当に尊い

タイムトラベルものでありながら、どうしようもなく今を愛おしくさせる仕掛けがふんだんに仕込んである。
リチャードカーティス監督もインタビューで、「映画を作って、お金を稼ぐ事より身近な大切な人との平凡な人生を送れる今を楽しむ事こそ、とても大切な事だ思う。それを感じて欲しい」と語っている。

冒頭、自分がタイムトラベルできる事を理解したティムが「これで、大金持ちになれる」と言うと
父が「おじいちゃんは愛と友情を失った。金持ちに幸せな人はいない」とさらりと告げている。
イギリス1のヒットメーカーとなったの監督自身の実感なのかもしれない。

タイムトラベルの秘訣を父が、ティムに伝授する中に
①普通になんでもなく過ごした後、②もう一度何も変えずその一日を過ごす。
というタイムトラベルエピソードがある。
①回目のエピソードは、悪い事もいい事も不快な事もある忙しさに日々を忙殺されている普通の一日だ。
②度目で各所に余裕が生まれ、1回目上司に嫌味を言われた同僚をその場で慰めたり、良かった事を全身で喜べたり、電車で隣席の奴が音漏れしてる曲でエアギターしたりして楽しむ事ができるようになる。

本作には、どんな状況も楽しむ。という描写や台詞が何度も出てくる。
・トップシーンでティムの家族紹介では「金曜日は家族で外で映画をみる。どんな時も」と雨の中傘をさしながら野外劇場で映画をみるティム一家。

・本作のハイライトの一つ(ポスタージャケ写)にもなっているメアリーとティムの結婚式は大雨と大風でみんなびしょ濡れ。
ガーデンパーティーは屋根がふっとぶという大惨事事態だが、撮られたショットはポスターのジャケ写の表情だった。
参加者思い思いの表情をしているが、笑い声が自然と溢れる演出が本当に素敵だった。

三度、繰り返されて初めて”タイムトラベルの秘訣”が私にも理解できた。普通の日々を愛おしくするとは、どんな冴えない日だって、楽しめるよという事なんだ。と本作は言いたいのだ。
忙しなく通り過ぎていってしまい、鈍化してしまう「毎日」を形作っている細かなものに目を向けるだけじゃなく、緊張や不満をゆとりや笑いに変える術が、本作には詰まっています!

妹のキットカットがマジで奔放な猫のようで大好き

紫が好きで、陽気なグラサンをかけ、家族の中で最も自由な娘。仕事は?と尋ねるとクッと首を切る仕草をする。
メアリーが実家に遊びに来た時にまるで小さな子供が母親に抱きつくように、パンダコパンダの如く飛びつきキスの連打を浴びせる姿は本当にいいっ!
君だけは青い花のままでいてよ。というスピッツの歌詞を思い出したりしてた。
最後はそんな彼女もちゃんとした大人になるんだけど…そこも一人で悩んでやぶつかってではなく、キットカットのありのままを認めているティムやメアリーが手を貸した事で目線を変えさせるようなエピソードになっている。
とにかくまっすぐより脇目を薦めるような展開、構成も個人的に素敵で好きです。

まとめ

いいところが本当に細かい部分で沢山あるし、一つ一つのシーンもユーモアがあってしかもラブリーとハートウォーミングに徹している。衣装、キャラクター、テーマ、構成、コーンウォールというロケーション、セリフ、音楽の使い方と語り出したらキリがない程、色んな部分が愛しくて上手い素晴らしい作品。
トップシーンから一貫して家族賛歌をうたい続けているんだけど、自分が救われるからとか、分かってくれているからとかじゃなくて、父も母も叔父も(もちろん妹も)私の大好きな人達を紹介するわ!って体で家族の素晴らしさを描いているの本当ハッピー過ぎだと思う。リアルなおとぎ話ってきっとこんな素晴らしい世界!って思わせてくれるビューティフルムービー!!


相変わらず音楽の使い方も最高に上手いので、気に入った曲が2曲くらいあったらこっちも!
(私は、ケイトモス展示会で使われたThe Cure – Friday I’m In Love にやられました)

本作の監督・脚本 リチャードカーティス作品をまとめた記事も作ってみました!

※少しネタバレ致します。 リチャード・カーティス脚本作品大好きですが、まとまっているものがなかったので自分でまとめてみました。...

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

スポンサーリンク
スポンサーリンク