映画「ミッションインポッシブル/フォールアウト」はなぜすごいのか?これぞプロ。007、ワイスピ等と比較して凄さを伝えるの回。

ミッションインポッシブル6ポスター

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基本情報

監督・脚本
クリストファー・マッカリー
原作
『スパイ大作戦』ブルース・ゲラー
製作
トム・クルーズ
クリストファー・マッカリー
ジェイク・マイヤーズ
J・J・エイブラムス
製作総指揮
デヴィッド・エリソン
デイナ・ゴールドバーグ
ドン・グレンジャー
製作会社
スカイダンス・プロダクションズ
TCプロダクションズ
バッド・ロボット・プロダクションズ
公開
2018年7月27日(米)
2018年8月3日(日)
出演者
イーサン・ハント
-トム・クルーズ
オーガスト・ウォーカー
-ヘンリー・カヴィル
ルーサー・スティッケル
-ヴィング・レイムス
ベンジー・ダン
-サイモン・ペッグ
イルサ・ファウスト
-レベッカ・ファーガソン
ソロモン・レーン
-ショーン・ハリス
エリカ・スローン
-アンジェラ・バセット
ホワイト・ウィドウ
-ヴァネッサ・カービー
ジュリア・ミード
-ミシェル・モナハン

[あらすじ]
盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサン・ハントと仲間たちだったが、回収目前で何者かによりプルトニウムを奪われてしまう。事件の裏には、秘密組織「シンジケート」の残党が結成した「アポストル」が関与しており、手がかりはジョン・ラークという名の男だった。ラークが接触するという謎めいた女、ホワイト・ウィドウに近づく作戦を立てるイーサンとIMF(Impossible Mission Force、不可能作戦部隊)だったが、イーサンの動きに不信感を抱くCIAが、監視役として敏腕エージェントのウォーカーを送り込んでくる。イーサンは疑惑の目を向けるウォーカーを同行しながら、ミッションを遂行するのだが……。(映画.comより)

トム・クルーズ主演の人気スパイアクション1996年スタートの「ミッション:インポッシブル」シリーズの第6作目。
1から数えて20年。すっかりご長寿シリーズとなりました。
この”ご長寿シリーズ”、実は人に勧める時、とっても相手の抵抗が強いです。

・今更1から観るの面倒。
・いきなり6から観て分からないのも嫌
・そもそも似たようなシリーズもの多すぎ
・途中で観るのやめるのも何だかで続編出たらつまんなくても惰性で観そうで嫌

という時間と手間問題アクション大作シリーズに食傷気味謎の生真面目さのトリプルパンチが効いてくるからです。
私、アホみたいにゴーストプロトコル(4)も、ローグネイション(5)の時も宣伝したけど、リアルな友人だあ〜れも観てくれませんでした。多分本作もここから観たって人は少ないんじゃないかと勝手に推察してます。

そんなわけで、今回は趣向を変えて「そもそも似たようなシリーズ多すぎ」の観点から、他にはないミッションインポッシブルシリーズだからこその素晴らしさ!をお伝えしたいと思います。

スパイ映画の金字塔007との違いは荒唐無稽な力技演出の数々

スパイ映画といえば007です。007に必要なのは、気品と女たらし。そしてスパイ道具です。これら無くして007は成り立ちません。建物が爆発!命からがら飛び降りた後でスーツを直し、ワイシャツ袖のカフスボタンを留め直すのがジェームス・ボンドなのです。
では、ミッションインポッシブルの主役イーサン・ハントはどうか?
本作では既に上空へ飛び上がっているヘリコプターにほうぼうの体で垂れた縄にしがみつきます。必死にいも虫のように縄を登っていく姿を俯瞰ショットで写しします。これがイーサン・ハントです。
地上100m下の犯人に一刻も早く追いつくために、車に乗って自由落下してショートカットします。エアバックが作動して助かる。このような荒唐無稽極まりないスタントを出来るだけCGなしの、生身のトムクルーズ本人がやるのが本作の一番のウリです。生身でやるからすごいんです!臨場感が違うんです。
ほとんどスタントでやるご長寿シリーズならワイルドスピードがあるじゃないか!そんな方もいるでしょう。そこらへんの違いもお話しておきます。

チェイス映画の雄ワイルドスピードとの違い、MIシリーズはプロフェッショナルなスパイチームプレーが魅力

ワイルドスピードは2001年に1が公開。既にMIシリーズは2まで公開後の登場でした。
ワイルドスピードはストリート系のカーレースに焦点を当て、ゆくゆくはド派手なカーアクションへと進化した車映画の金字塔ですが、実はそのキャラクター性は非常にマッチョイズムが強いという側面もあります。ストリートが舞台になったので、意外にギャングスタ系なキャラクターが多く、彼らが正義のヒーローとなり活躍する。というかつてあまり見かけなかったヒーロー像がヒットの一つの要因でした。
では、イーサン・ハント率いるIMFはどうか?
これは、CIAやKGB、MI6などと肩を並べる諜報機関であり、むしろそれらの諜報機関が解決不可能(インポッシブル)な案件を中心に行動する為、MIFはプロ中のプロという事になります。あらゆる手段を講じて問題解決に当たる為その切り口は「騙し合い」「変装・色仕掛け」「超最新機器」などチャンネルが多くあります。また、同じく相手もプロという点も異なります。スパイのプロ対犯罪のプロの戦いがミッションインポッシブルなのです。ここら辺は007とも被る部分がありますが、IMFの場合はプロのみのチームプレーだという点が異なります。イーサン=ハントが生身アクションをしますが、その背後や隣では必ず誰かプロが一緒に行動しています。このプロ同士のタッグチームもミッションインポッシブルのウリの一つです。
チームクライムアクションならオーシャンズシリーズがあるでしょ?ですね。ではその違いを次の章で

チームアクションと言えばのオーシャンズシリーズとの違い。MIシリーズはイーサン・ハントというキャラクターの深堀りが常になされていく

オーシャンズシリーズも2001年に11が公開。やはりMIシリーズの後追作ですが、オーシャンズのプロフェッショナル描写及びそのチーム感はまさに鮮やか&クールの一言。とにかく音楽から演出からキャラから手際までオシャレでかっこいいのが特徴です。真似したくなる仕草やセリフの多いのなんの。ですが、やはり人数が多い分キャラクターの葛藤や深堀リはほとんどありません。ほぼ盗みの動機と導入。そして、仲間集めと対立。実行、トラブル、解決。にほぼ全ての時間を費やしています。対してMIシリーズの場合必ずイーサン・ハントという男だからこそという行動、解決、謎解きになるように常に設計されていますイーサン・ハントという男がどういう人物なのか?という事を魅力的に描く作品でもあるわけです。この点も007のジェームズ・ボンドと共通する部分です。ただし、ボンドがスパイマスターであり気品とタフさとジゴロさを兼ね備えている男であるのに対して、イーサン・ハントはスパイマスターですがより人道的な面があり、その内面が非常にヒーロー的です。尊いヒロイズムに突き動かされいるという点ではスーパーヒーローものと比較した方が良いくらいです。
ですが、生身です。生身のフィジカルアクションです。スーパーヒーローとは決定的に違う点ですね。

むしろジャッキー・チェン映画と肩を並べるのがMIシリーズ

ここまで語ってきた点を総括するとジャッキー映画と一番近い気がします。ジャッキー・チェンもいつも御大自らアクションを行い、そのアクションは誰も見た事ないインポッシブルなものばかり。そして彼の映画はいつも勧善懲悪でありジャッキー扮する主人公は必ず人道的かつヒロイズムに溢れています。ですが、ジャッキー映画に夢のようなスーパースパイ道具は全く出てこないし、チームプレーといっても全員カンフーです。それぞれの得意なチャンネルで補い合うミッションインポッシブルはまた全く違った楽しみ方が常に出来ます。4作目のゴーストプロトコルからはベンジー(サイモン・ペッグ)が正式タッグメンバーになり、むしろホームズとワトソン。メンインブラックのJとKのようなバディムービー的な面白さも楽しめるようになりました。(個人的には4が一番好き)

まとめ

生身トムクルーズの体を張った荒唐無稽アクションの数々が最高にハラハラするし、時々ありえなさすぎで笑える。
・プロフェッショナルなチームスパイアクションが楽しめるのが良い。(スーパースパイ道具含む)
・イーサン・ハントという男の人間味、ヒロイックな信念がアツいし、観後は爽快かつ良心的。
・4以降からはイーサン&ベンジーのバディムービーな掛け合いも最高!

以上が、ミッションインポッシブルシリーズのおすすめポイントとなります。

最後に、本作フォールアウトでは2つの世界初となる生スタント撮影を行っています。ヘイロージャンプというパラシュート降下シーンとヘリコプターチェイス。パンフレッドにその様子が書いてあるけど危険度が高すぎてもはや、死なないで良かったね的な内容で溢れてて笑いを通り越して尊い気持ちになります。しかも!トムクルーズはとあるスタントで足を骨折したけれど、気合いで治して全力疾走したり他のアクションシーンに挑んでます。この迫真のエンタテイナーぶり!合掌!!

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