「映像研には手を出すな!」このマンガがすごい!とか賞レースに出て欲しいマンガ3

映像研には手を出すな1

これはもう、どえらい面白かった!アニメ制作×女子高生、青春冒険譚!
絶対賞レース食い込むし、下手したら1位ちゃうんかな。これと思う。

基本情報

作者:大童 澄瞳
出版社: 小学館
連載誌:「月刊!スピリッツ」
既刊:2巻(2017/12/03現在)

あらすじ

アニメは「設定が命」の浅草みどりとカリスマ読者モでアニメーター志望の水崎ツバメ、金儲けが大好きな美脚の金森さやか。
電撃3人娘が「最強の世界(映像)」を創り出す為にチームを組み「映像研」として部を立ち上げアニメーション作成を行うクリエイター青春創造(&創造)漫画。

【編集担当からのおすすめ情報】
SNSで「すげえ漫画が始まった!」と
驚異の拡散! 天才、出現!!
ドラえもん、宮崎駿、そしてザリガニが好きな方、
設定・世界観・背景フェチの方には
絶対刺さります!ぜひ読んでみてください!!

凄まじい画力もさる事ながら次第にドツボっていくのは、主人公達の熱の入れように当てられていくからだと思う。
もう気合入りまくった背景、設定、動き、そしてセリフにモノローグ。緻密な背景に対してキャラクターは線が少ないのが宮崎チルドレンを自称してるのがよく伝わってきます。

クリエイター魂がとにかく半端じゃない!!

背景と設定命の浅草とキャラクターや有機物の作画(動き)に取り憑かれてる水崎と、二人の才能を金に変えようと最も行動していく金森の三人がアニメを「とにかく作りあげていく」成長物語です。

設定資料1
こういう設定や
背景2
こういう背景が彼女達の想像の世界観として、日常の世界に突如立ち現れるような構成をしています。
自分が夢見ていたワクワクする世界感であって、これを描きたい!という想いからアニメ作りを始める。
けれど作り始めたはいいけれど、いざ描き始めると時間や技術や設備やの制約があってなかなかうまくいかない。
それでも投げない、とにかく完成させる!この憧れへの情熱と制作に対するもどかしさや妥協の塩梅が絶妙なんです!
それでも「やりたい」を曲げないし、情熱がほとばしっているのがめちゃくちゃ伝わってくるんです。

ぶっちゃけ、初めて上記のような設定資料が出てきた時は正直読み飛ばしてました。(うわ細かっ)って…でもこういう一つ一つのディティールから熱がほとばしってくるんですよ!そう気づいてからは、もう事細かいに熟読して彼女達の気持ちや世界に没入してました。2巻では水崎氏の作画における情熱を様々なロケットの描写を用いて、これでもかと語ってくれます。

「私はチェンソーの刃が跳ねる様子を観たいし、そんこだわりで生きのびてる。大半の人が細部を見なくても、私は私を救わなくちゃいけないんだ」

かっこいいぜ、水崎氏。
そうだよね、それこそものを創る意味だよ。とジーンと心に刺さりました。
そんでいざ作ったアニメーションが文化祭で大写して流れたシーンはもう!感動に鳥肌出ましたよ。
もうこの人らについていきたい感が半端じゃないです。
ものすごいわかりやすく絵で納得させてくれるの、本当とんでもない才能を感じますよ。

プロヂューサー金森さんの立ち位置が最高すぎる!

ぶっちゃけ、このお話を回しているのは金森さんです。浅草、水崎を焚きつけて部を作ったのも金森氏でした。
そして私がいちばん好きなのも金森さんです!分は描けないしアニメも大して興味ないのに一番引っ張っているし、作っている二人をちゃんと評価しているんです。このバランスをきちんと持っている女子高生像なんて今までお目にかかったことない!!

大抵プロデューサー役の人は、脇役臭全開で「この二人がどんなものを生み出せるのか見てみたいだ!」とか言って自分から引いたところにいきがちなんですが、金森さんは違うんです。
金森氏2

金森氏1

彼女はこのクリエイター馬鹿を使いこなし作品にして、金を稼ごうとしているんです。それでもただの守銭奴じゃなくて、お金をもらう意味も知っていて、お金になる為にはある一定水準を超えた「作品」でなければならない事も理解している。これらを総括的に考えてディレクションする事が出来る人物なんです。
こういう人が一人いるだけで、こうも様相を変えるかというほどお話にメリハリが出ますし、ユニークになります。

作中ものづくりの中で、効率化や現実性がしっかり視野に入っている

ここも素晴らしく斬新でした。アニメ作りに必要なのは結局熱量と気合と画力でしょ?そんな事思っていた節がありました。
そういう方がやっぱり美談だし映える。絵にするにはそういう部分が大切ですが、創るってそれだけじゃない。
って事もきちんと描いてる。そこがとても個人的にはツボでした。

タイトルからして

第5話 手間を減らして派手にしろ!!
第6話 1日48時間労働の危機
第10話 現実的な戦う巨大ロボ建造!!

ですよ。1日が24時間しかないって事をちゃんと描く漫画って地味に珍しいなあと思います。気づくとみんな36時間くらいあんじゃねーかな位燃え上がってるじゃないですか…ロボ研の下りで「人型ロボって現実世間には求められてない」ってはっきり言っちゃうのも最高!闘う人型ロボが矛盾の産物だってところからスタートするのが「映像研ー」の良さなんですよ!それでも、現実的な設定で映像作品にするには。。から始めるの、これはこれで一つのロマンだなあと感じました。

しかも映像上映した後ですぐにこういう「リアル反省会」するところとかマジで大好き。
映像研、反省会

まとめ

真面目で、熱くて、ロマンチックなんです!それが映像研には手を出すな。
今のところ1巻よりも2巻の方が面白いし、ぐんぐん面白くなっていく予感があります。
語らなければならないところは存分に語る割に、普段のセリフの掛け合い自体はユーモラスでテンポ良く回すのは本当、才能爆発してる感じでムカつくくらい。

なんとこちら↓で三話まで試し読み出来るぜ!太っ腹だね。
ビックコミックBROS公式HP


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