おすすめ漫画 猫のお寺の知恩さん 1〜4巻 感想

※少しネタバレします。(核心には触れません)
※記事下の画像がamazonに飛びます。

猫のお寺の知恩さん表紙

富士山さんは思春期のオジロマコト先生の現在連載中作品!
ありふれた日常生活の一瞬を切り取る名手と勝手に思ってましたが、本人もそれがやりたかったのか、周りも同じような事思っていたのかこの部分を強くフィーチャーしてくれた(ありがとう!!)若い男女とおばあちゃんが田舎で送る地に足ついた”生活”がこれでもかと詰まっています。

基本情報

作者 オジロマコト
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミックスピリッツ
発表号 2016年第24号 – 連載中
巻数 既刊4巻(2017年9月10日現在)/10月30日に5感発売予定
ブロスコミックアワード2016“大賞”作品。

「3秒あらすじ」(4巻まで)
田舎の高校に進学した男子高生・源は3つ上の従姉妹のお姉ちゃん(知恩さん)が住んでいるお寺に同居する。恋でも愛でもないそわそわした関係の中で、のどかに四季の彩りと猫に囲まれ過ごす日常を丁寧に描いた無防備同居日常ドラマ。

知恩さんの後ろ姿プロポーションの魅力全開

前作、「富士山さんは思春期」でも、肉感的フェチズムに満ち溢れていましたが、本作ももちろんバリバリです。なんでもないシーンをセクシーショットに変換する魔術師です。今回は主要な女性キャラに高校一年生の「まひる」もいるのにそちらにはなんのバイアスもかけてない辺り完璧に全てのセクシーさ、女性的な肉体美の全てを知恩に注いでいます。
そして本作のそれは”後ろ姿”です。

知恩さんプロポーション
1巻 第1p目。

これが1Pにあるということが証明しているのではないかと思いますが、それにしてもなんと、1巻だけで12ケ所後ろ姿からのプロポーションを写したシーンがあります!(半分以上はお尻だけでしたが)
どんだけ好きやねん!数えさせんなや!と思わなくもなかったですが、オジロ先生の知恩さんのお尻に対する情熱は十二分に伝わってきました。その他も源くんと密着させた時に見せる
うなじの後れ毛、かがんだ時に見えるゆるい胸元等々
ラッキースケべも相変わらず健全ですが、本作の場合は不意に見せるセクシーさよりも知恩さんのキャラクラーの添え物として存在しています(尻以外)
・ワンピースを足から通した後、Gパンを脱いだり
・おふざけで水着のままエプロンをして作業したり
・ショーパンにちゃんちゃんこでウロウロしたり
彼女のキャラクターの中にある無防備さやものぐささ、お茶目さを捉える中に現れる女性としての存在感を、盛りのついた男子高校生、源の目を通す事で映し出しています。

知恩さんのキャラクターとしての魅力とお寺という場所のマッチングが素晴らしい

「田舎の寺x知恩さん」という掛け合わせが本作の特に素晴らしい点の一つ。
知恩さんは、働きものだけど、お茶目で、周りからの目は頓着しないマイペースで、子供にも大人にも分け隔てなくおおらかな優しさを持っている世話好きな19歳の女性です。割烹着からツナギに農作業着まで着こなす19歳!
ちょっとそこらにはいないけれど、田舎のお寺にはいるかもしれない。
場所が彼女をのびのびとさせているんです。それでも彼女は19歳でおばあちゃんと二人お寺に住んでいて、実質継ぐのは自分しかいない。という現状でもあります。
人が環境を作るのか、環境が人を育てる(縛る)のか、そういった田舎ライフの根本的な部分を暗に感じさせる辺り、深さを感じる作品です。時にびくりとするようなセリフをさらりと何気ない日常シーンに挟んでくる強かさも本作にはあります。

とはいえ、四季を感じ、農作物を育て、猫や犬、動物達の時間に合わせながら日々を過ごすほっこりとしたスローライフを地でいく知恩さんの生き方には憧れと懐かしさ感じます。

日常に秘められた小さな愛しさともどかしさに溢れている

ここと本作も健在な四季や瞬間を切り取る背景描写とのタッグがもう個人的なドツボ!日常系作品に欠かせない要素!
・源を驚かす為のちょっとしたサプライズ。
・旬の作物を食べる喜び。
・休日の昼下がりに縁側で食べる遅めの朝ごはん。
など、小さな変化が日常に与える喜びを本作は少しづつではありますが、丁寧にすくい取って描いてくれています。
組み合わせるかのように描かれるお寺の庭や用水路や田畑、土壁などからなる田舎町の景色。(木が剪定されていたり、作物の歯が茂っていたり、紫陽花が咲いていたり、月がとても明るい)のどかな日々が永遠に続くようで、同じ瞬間がやってこない愛しさ。

前作では中学生がテーマだった為これは「切なさ」と「眩しさ」として機能していましたが、田舎でほっこり暮らす大人女性と男子高校生が主体となるとこれは「もどかしさ」であり同時に「愛しさ」なんです。
日常が持っている強度と、それに流されているのを是としない高校生特有のそわそわが混じり合っているんです。
こういう、言葉では全容を捉えきれない雰囲気を描くのがオジロ先生は本当にうまい。素晴らしい!

動物達の和み要素 is ナイス!

タイトルにもついてる位ですから、これは実は猫マンガです。(私は猫は好きでも嫌いでもない)猫ってこうだよねえ!こんな憎らしさと愛らしさがあるよねえという和みをかなりのページ数割いています。猫達が人間に何かをドラマを強いるような事はないですよ、猫はただ猫として同居しています。それを見てあるあるを思って愛しくなったり、心をほっこりさせたりするのに1役も二役も三役も買っています。私は、犬の方が好きなので、伏せもお手も「噛んだろうか顔でやりすごす」テンちゃんの方が好きですけども…。

まとめ

ここまで源と知恩さんのラブコメ説明皆無っていう(笑)、ちょっと恥ずかしいどぎまぎシーンは沢山ありますけど、知恩さんの心の動きが読めるのは4巻中たった1コマだけです。まだまだこのそわそわした関係が続くんでしょうか?愛おしいもどかし日常田舎生活マンガは続く。

電子書籍のソク読み〜試し読みがいちばん長いですよ〜

こっちもぜひ!前作、傑作中学生青春劇場

お時間許す方は関連記事に富士山さんについて書きまくったので、よければぜひ〜

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする